インタビューを勝手に添削:トーク番組「サワコの朝(林修さん)」

インタビュー記事を勝手に添削インタビュー, テクニック, 添削

 

インタビューを勝手に添削|サワコの朝:ゲスト林修さん

今回のインタビュー勝手に添削は、2017年11月11日に放送されたTBS系列の「サワコの朝」です。

エッセイストでタレントの阿川佐和子さんがホストになって、毎回ゲストの意外な一面を引き出すトーク番組です。ちなみに、新幹線「のぞみ」の名付け親でもあるそうです。⇒Wikipedia

今回のゲストは、「今でしょ!」で一躍有名になった印象のある予備校講師の林修さん。
意外な過去を引き出すトーク番組(インタビュー)でしたが、イシオカがプロインタビュアーの視点から分析したいと思います。

YouTube 予告編:リンク

 


放送日:2017年11月11日
ゲスト:林修(予備校講師)
文字数:8,735字


 

総評

テレビ番組ですから、おそらく台本があるのでしょう。あらかじめ決まっていた質問があったようですし、編集が加えられ順序などは変更されていることは考慮すべきかと思います。

全体的には、30分番組という尺の制限もあって、視聴者としてはすこし急いでいる印象を受けました。また、意図してなのかはわかりませんが、質問が少なく、そのほとんどを相づちでつなげています。林先生がおしゃべり(?)だからこその、気配りなのかもしれません(笑)

 

気になった点

  • 林先生の回答に対してのスルーが多い(深掘りしていない)
    • 「運動神経ダメだったんですか?」(P1右側)
    • 「その頃、太っていたんですか?」(P1右側)
    • 「昔から口はうまかったんですか?」(P1右側)
    • 「祖父がこう、日本画家?」(P1右側)
  • 発言が終わる前に質問をかぶせている
    • 「ボクは大学に入ったときに寮にいたんですけれども…」(P2左側)
    • 「愛知県人寮というのがありまして…」(P2左側)
  • 話題の展開が早い(30分番組だから仕方ない??)
    • 「そのあとにもいろんな事業をしようとして…」(P3右側)
    • 「それこそ、繊維の輸入とか…(その話題は深掘りせず、スルー)」(P3左側)

 

参考になった点

  • そうはいっても、深掘りが上手
    (ただし、上記で指摘したように、視聴者が知りたいことスルーしている部分も目についた。台本?番組の尺?のせい? もしかすると、質問の「深掘り」は意図・意識したものではなく、女性ならではの気づかいか?天然?)

    • 「まとめるってなんですか?」(P1右側)
    • 「源頼朝の息子は?」「その次は?」(P2左側)
    • 「どうだったんですか?勝敗は?」(P2右側)
    • 「何がなかったんですか?」(P3左側)
    • 「不安になったりしないんですか?」(P3右側)
  • 言い換えが上手
    • 「うん、じゃ小さい声で」(P1左側)
    • 「チクられちゃった」(P2左側)

 

全体の印象

  • 相づちが多い(うん。おおーっ。へぇー。すごーい。ほうー。んー。など)
  • 質問が少ない(台本どおり??)
  • 深掘りで話を拡げている
  • 視聴者として興味をもつような部分が知れなかった(繊維の輸入)
  • 質問が唐突なことも(台本?話題の急な展開が気になった)

 

もしかすると「繊維の輸入」で事業が失敗したエピソードは、わざとスルーしているのかもしれません。

前述のWikipediaを読むと、阿川佐和子さんは大学卒業後、織物職人を目指していたようです。繊維と織物。おそらく、個人的に興味のある話題だったと思われるので、深掘りせずスルーしたのは意図的だったのでは?と想像します。(注:Wikipediaの情報ですから、真意の程はわかりません)

 

しかし、林修先生が後半に語ったこのエピソードは、名言ですね。

【過去の思い出は、今の色に染まる】

「学生の頃に暮らしていた寮で同じ部屋だった人が、かっこいいミュージシャンで夜中の1時にギターを弾いてた。それが頭にきて、この曲が大嫌いだった。だけど、この間、街でたまたま聴こえてきたときに悪い思い出はなかった。過去を今の色に染める今は順調で、過去もその色に染まる。もし、今も借金を抱えていたら悪い思い出の曲だったかもしれない。なので、結局人生は『今でしょ!』だなと感じる」

当然、プロデューサーの気持ちを汲んで番組に出演するという林修先生のことですから、あらかじめウケのいい言葉を準備していたと思いますが、自分のキラーキーワードにかぶせてくるあたり、さすがな感じでした(笑)

聞くもプロ、語るもプロのトーク番組でした。
ご参考にしてみてください。

 

 

文字起こしファイルをダウンロード

 

 


トップへもどる